こちらでは車両の整備に関する情報を

お知らせいたします

 

当店では車両の点検や整備を

車両お持ち込みや発送にて承っておりますが

電動キックボードは構造がシンプルな為

点検や整備をご自身でも行う事が出来るのが

大きな特徴となっております

 

まず車両に付属の工具は簡易的なもの

ネジやボルトが舐めたりする事がある

下記のような工具類があると便利です

 

〇スパナセット

〇モンキーレンチ

〇六角レンチセット

〇電動式空気入れ

(リンク先Amazon)

※在庫欠品になっている場合があります

 

上記の4点があれば

ほとんどの点検や整備に対応できます

 

電動キックボードは通常のバイクのような

エンジンではなくモーターで動きますが

モーターはブラシレスタイプ(ギアがない)で

メンテナンスフリーとなっています

その他の電気系統に関しても

基本的にはメンテナンスフリーです

 

点検や調整が必要な部分は

 

〇ねじボルト類の増し締め

〇空気圧のチェック

〇ブレーキ調整

 

この3点のみとなっています

もちろんタイヤやブレーキパッドの摩耗

進めばいずれ交換が必要となりますが

電動キックボードは車重が軽く

速度域もそれほど高くありませんので

これらの消耗は意外と遅いです

 

まずねじボルト類の増し締めですが

電動キックボードは走行時の振動が強い事と

振動の周波数が自転車やオートバイと比較して

ネジ類が緩みやすい独特のものである事から

新車から数か月間の初期の段階において

増し締めを行う事が重要になってきます

特に振動が大きいリアのテールランプ周りの

ステーに使われているネジやボルト類

サイズも小さな事から緩みやすい部分です

 

最低でも月に1回以上はこれらのチェックを

行うようにして下さい

特別な知識や技術は必要ありません

ネジやボルト類を指で触って緩みがないか

確認して頂き、指で簡単に回るような状態なら

先ほどご紹介したスパナやレンチで

締めなおして頂くだけです

締めすぎるとネジやボルトが破損したり

舐めたりする場合はありますので

ある程度まで締め込んだらそれ以上は

無理やり回さないようにして下さい

 

何度か増し締めをおこなっていると

金属が馴染んできて緩みにくくなってきます

 

なお、ホイールの固定ナットや

ブレーキ関係などに使われているボルト類など

走行時の安全性に大きく関わる部分については

大きなサイズのものが使われておりますので

振動でも容易には緩まないようになっています

特に緩みのチェックや増し締めが必要なのは

リアのテールランプステー周りという事です

T9はサイドスタンドのボルトも緩みやすい

 時々チェックと増し締めを行って下さい

 

 

次に空気圧のチェックについてです

タイヤの空気圧が下がってくると

最高速や航続距離に影響が出てくるだけでなく

非常にパンクしやすくなってしまいます

特にT9やT10などチューブが使われている

タイプの車両は注意が必要です

チューブ内の空気圧が下がる事により

チューブが潰れてタイヤに擦れてしまい

特にチューブのサイド部分が摩耗して

パンクが発生します

(パンクのほとんどはこれが原因です)

空気圧の規定値が50PSIの車両でしたら

30PSIを下回るとパンクのリスクが

大幅に増加します

特に気温が急激に下がった時などは

チューブ内の空気が収縮してしまいますので

必ず空気圧のチェックと補充を行って下さい

 

空気圧の規定値はタイヤ側面および

車両ごとの説明書に記載されています

空気入れの単位には様々なものがあり

表示が異なる場合は こちらのリンク

換算して下さい

 

空気を入れるバルブは電動キックボードでは

基本的に全て米国式となっております

米国式は車やバイクで使われているタイプ

ガソリンスタンドにあるコンプレッサーなどが

そのまま使用できますが

ご家庭用に1台、電動空気入れを購入されると

大変便利ですのでお勧めです

ゲージ付きの手動自転車用空気入れも使用可能

ですが、アダプタの形状が大きいタイプでは

ホイールに干渉し使用出来ない場合があります

空気入れの使用方法につきましては

製品の取り扱い説明書をご確認下さい

 

 

3つ目はブレーキ調整についてです

 

電動キックボードには主にワイヤー式

ブレーキが使われています

これはドラム、ディスクどちらでも共通です

ただ調整に関してはドラムブレーキのほうが

圧倒的に簡単に調整が出来ます

当店の車両ではT9シリーズのリアブレーキ

ドラム式となっています

ドラム式のブレーキでは、リア側にある

ブレーキワイヤーのエンドナットを指で

時計回りに締め込むだけで調整が出来ます

 

ディスクブレーキに関してですが

調整方法は こちらの動画 を参考にして下さい

他様々な動画がYouTubeにアップされています

ブレーキパッド残量が少なくなるまでは

アジャスターを緩めるだけで調整可能です

なおブレーキパッドには左右両面がありますが

アジャスター等によるワイヤーの調整では

片面(外側)のパッドのみ調整されます

走行距離が増えてパッドが減ってくると

もう片方のパッドも調整が必要になってきます

この調整はブレーキキャリパーの裏側にある

ボルトを回す事によって行います

これらの構造はキックボード全車共通です

モーターなしのホイールでは

反対側からキャリパー裏側のボルトに

アクセスする事ができます

タイヤを手で回しながら、パッドが擦れて

音がするギリギリの所まで

このボルトを締め込みます

 

 

 

ひとまず重要な3点について解説しました

 

その他、パンク時のチューブ、タイヤ交換

ブレーキパッド交換、バッテリー交換など

車種ごとに方法が違うものにつきましては

また改めて更新をしていきたいと思います

 

それまでの間、ご不明な点はメールや

お問い合わせフォームにて

ご質問など承らせて頂きますので

お気軽にご連絡ください