ここでは電動キックボードを
実際にご使用頂くにあたり
非常に役に立つ豆知識を
ご紹介いたします!
是非参考にしてみて下さい
〇アクセルは控えめに
電動キックボードはアクセルを開けると
前に進みますが、スタートの際にあまり
大きくアクセルを開けるとバッテリーの減りが
とても早くなってしまいます
スイッチをオンオフするようにいきなり
アクセルを全開にしていませんか?
アクセルを少しずつ開けた時に
ぐっと加速感を得られる位置がありますので
その位置をうまく使うようにしてみて下さい
同様に一定速度で走り続ける場合も
アクセル全開より少し戻した状態にしたほうが
バッテリーの減りを抑える事が出来ます
微妙なアクセルコントロールが航続距離を
伸ばす為の鍵となります
〇空気圧の管理はとても大事
電動キックボードのタイヤはとても小さい為
入っている空気の量もそれだけ少ないです
またゴムは空気を僅かながら通しますので
パンクをしていなくても少しずつ空気は
抜けてきます
その為、空気圧が下がりやすいのが特徴です
空気圧が下がるとパンクしやすくなり
路面との抵抗も増えるので最高速が落ち
航続距離も短くなってしまいます
最低でも月1回は空気圧をチェックして
空気を補充しましょう
〇電圧を確認しましょう
電動キックボードにはバッテリー残量計が
ついていますが、このバッテリー残量計は
非常にアバウトな表示です
もっと細かな残量を知りたい方は電圧を
チェックしましょう
電圧はディスプレイの電源ボタンを数回押すと
表示されます
この数値は満充電から少しずつ減っていきます
つまり電圧=バッテリー残量というわけです
電欠時の数値を覚えておけばより細かな
バッテリー残量のチェックが可能になります
また負荷をかけた時には電圧が一時的に
下がりますが、電圧が下がらないような
走り方が出来るようになると
航続距離を大幅に伸ばせるようになります
〇乗車時の理想的な姿勢
電動キックボードは通常のバイクとは
また違った乗り方が必要です
特に体幹をうまく使った乗り方が重要です
ハンドルをガッチリ握っていませんか?
実はハンドルをしっかり握って手に体重を
かける乗り方は非常に不安定になります
ハンドルで操作するのではなく
ハンドルには軽く手を添えるだけにして
腰から下を上手く使うようにしましょう
足は絶対に揃えずに前後にスタンスをとります
右左のどちらが前でも構いません
また直立した姿勢はバランスを崩しやすい為
必ず膝は少し曲げてショックを吸収します
なお、シート付きの車両でも同様です
シート付きの車両は後ろ側に重心が
移ってしまう事が多いですが
前後のタイヤの真ん中に重心が来るように
体重の乗せ方を意識してみて下さい
この場合もハンドルで操作するのではなく
やはり体幹や下半身の使い方が重要です
〇しばらく乗らない時は
冬の寒い期間は電動キックボードに乗らない
という方も多いかと思います
この期間にどのような保管をされていますか?
実はそのまま放置してしまうのは良くありません
特にバッテリーが完全に放電してしまったままに
しておくのはNGです
またイモビライザー搭載車は車両の電源がすぐに
入る状態ですと待機電力を結構消費しています
長期保管される場合はまずリモコンの解錠ボタン
を押して本体の電源が入らないようにして下さい
そしてバッテリーが半分くらい残った状態で
保管するのがベストです
そして時々電源を入れてあげてバッテリー残量が
減ってきているようでしたら、また半分くらいに
なるように充電を行ってください
また長期保管後に乗り始める時には必ず
タイヤの空気をチェックして補充して下さい
乗らずにいても少しずつ空気は抜けていきます
長期保管後に空気を入れずに乗ってパンクする
というのは非常によくある事例です
〇ブレーキの上手な使い方
電動キックボードで最も重要かつ
センスが問われるのがブレーキの使い方です
これも通常のバイクとは違った操作が必要です
特に立ち乗りの場合のブレーキ操作は
制動時の車体バランスという点から独特です
まず重要なのはなるべくブレーキを使わないこと
もちろん安全の為に急制動などが必要な時も
ありますが、基本的になるべくブレーキを使わない
走り方をマスターしてみましょう
アクセルを開けてスピードが出てきたら
アクセルオフ時の慣性を上手く利用します
この間はバッテリーを消費しませんので
航続距離を伸ばす事にも貢献します
また慣性走行で少しずつスピードが落ちるのを
利用してブレーキは必要最低限にします
ブレーキは強くかければかけるほどエネルギーを
無駄に消費する為、出来れば弱いほうがいいのです
同じくモーターを使用している電車の走り方は
非常に参考になるかもしれません
そしてどうしても急なブレーキが必要になった時
フロントを強くかけるのは前につんのめってしまう
危険がある為、リアだけを強くかける方が
多くいらっしゃいますがこれは良くありません
本来前後同じくらいかけるのがベストです
通常のバイクでは前後7:3や8:2位がいいと
言われていますが、電動キックボードでは
5:5が最も安定して止まる事ができます
熟練した方ですと、6:4など少しフロント寄りの
ほうが制動距離を短く出来るかもしれません
またいきなり前後5:5で急制動が怖い方は
最初にリアを強くかけてから時間差でフロントの
ブレーキを強くしていくやり方ですと
不安定にならずにしっかり止まる事ができます
修理やメンテナンスで車両をお預かりした際に
リアだけブレーキパッドが物凄く減っている事が
ありますが、これは乗り方があまり良くありません
上手な方は前後均等にパッドが減っていきます
また走行距離が多くてもパッドがほとんど減って
いない方は上手に乗られているなと感じます
〇充電の時短テクニック
充電時間がもう少し短くならないかと
お悩みの方は是非参考にしてみて下さい
通常は充電器の赤ランプが緑色に変わるまで
充電をされていらっしゃると思います
ただ先ほどもお話したようにバッテリー残量は
電圧の数値で表す事ができ、充電器の裏側に
かかれている数値まで電圧が達した時に
充電を自動的に終える仕組みとなっています
ただこの電圧は充電の後半では上がりにくい
という性質があるのです
つまり途中までは勢いよく充電されていても
後半はゆっくりになってしまうわけです
具体的には90%以降の充電にはより時間が
かかるという事になります
ということは逆に言えば90%まで
充電出来れば良いという事であれば
早めに充電を終える事が出来るという事です
電圧を見て充電を早めに切り上げるのは
充電の時短テクニックとして有効です
なお、アリエクスプレスなどで購入できる
5A仕様などの急速充電器も魅力的ですが
充電時間を早めるとバッテリーの劣化にも
繋がるため注意が必要です
急速充電器を購入された方は普段急がない時
には純正の充電器を使用して、急ぎで充電が
必要な時だけ急速充電器を使用する事を
お勧めします
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